旅するフォトブック 2店目  musée(ミュゼ)

21世紀美術館からほど近く 有名な甘味処「つぼみ」の横の階段を上ると、大きな窓からの緑が美しく、川のせせらぎが聞えてくる 落ち着いた雰囲気の「café&gallery  musée(ミュゼ)」が現れる。
オーナーの益田玲子さんがこの場所にお店を開いたのは2008年4月。お店の名前「musée(ミュゼ)」は、フランス語で「美術館」のこと。辞典では「ぶらぶら歩く」という意味もあり、21世紀美術館からもふらりと歩いて来られて ぴったりかな、と。
名古屋生まれ東京育ち。1996年夫の転勤で国分寺から金沢へ。
注文を受けてつくる一点ものの帽子からはじまり、やがて知人宅での手づくり展で帽子を出すようになり、帽子教室も開き。武蔵が辻の商工会が「チャレンジショップ」という企画をはじめ お店をやってみませんか、と声をかけられて足踏みミシンを持ち込んで帽子屋さんを始めた。
当時、お店に来てくれたのはKIDIというデザイン学校に通うアーティストの卵さんや美大の学生さんたち。彼らを応援し、アートを介して人と出逢える、そんなお店をしたいと夢を持つようになり東山のゴーシュで2年ほどカフェの修行を。アートとともに、というのは金沢独特の文化ですよね。
ーーー美術館の近くで物件を探しました。「なかなか出ないんですよねぇ」と言われていたのにすぐ電話が。ぼやを起こした訳あり物件でしたが、天井が高いことや 窓からの眺めがとても気に入って「ここならお客さんが来なくても幸せかなぁ。」と決めました。改装が大変でしたが、壁は珪藻土、床は楓の無垢材で、化学物質の入っていない有機塗料で気持のいい空間に変身。大好きなお花の日持ちもいいんです。 切妻の高い天井は、音がよく響くというので、ギャラリーとしてだけでなく クラシックやシャンソンのコンサートにもよくつかっていただきました。
学生時代、武蔵野美術短大の生活デザイン科で民芸(柳宗悦)、パパネック、ウイリアムモリスのことを学びました。デザイン、美術の理論や根本を10代でしっかり学んだことが現在ギャラリーをやる基盤となっています。
それからおしゃれな祖母が、コーヒーが好きで、子どもの頃、よく喫茶店に連れて行ってくれたんですよ。それが喫茶店を始めたきっかけかもしれませんね。
昨年春はお店を閉めましたが 7月からはずっと開けていて、ギャラリーを予約してたアーティストさんで延期してくださいって言った人は一人もいませんでした。みなさん、作品を発表したい、という思いを強くお持ちで、私も元気を頂きました。おうち時間が増えたことで、普段は絵を買わないかたも、家で飾りたいと作品を買ってくださることも。
ピースウォークの活動は、大賛成。お手伝いしたいと思うけれどお店をやっているので協力店になることで応援できるのはうれしいです。平和のことや個人が大切にされること、とっても大切だと思っているんですよ。 このフォトブック、すごく素敵。思いを伝える表現方法、「デザイン」はとっても大事ですね!  
🌟開催中の 館泰子さんのシルクスクリーン、リトグラフ展は6/19~6/30
柿木畠3-1 2F musee(ミュゼ) 定休日 木・金
12:00~18:00  TEL076-263-1187
( 取材 小原美由紀、水野スウ )
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実行委員が次つぎとピース割引のお店にインタビューに伺い、こちらのページでご紹介していきます!
どうぞお楽しみに!